日本のダム 内の倉ダム



新潟県新発田市の山あいに広がる「内の倉ダム(うちのくらダム)」。
ここは、日本で最後に建設された中空重力式コンクリートダムとして知られる貴重な存在です。雄大な山々を背景にそびえる堤体と、四季折々の表情を見せる内の倉湖は、訪れる人々を魅了してやみません。

内の倉ダムの概要

所在地:新潟県新発田市(加治川水系・内倉川上流)

型式:中空重力式コンクリートダム

規模:堤高82.5m、堤頂長166m、堤体積約21.6万㎥

完成:1974年(1964年着工)

管理者:新潟県

役割:洪水調節、かんがい、上水道供給、発電

日本にはわずか13基しか存在しない中空重力式ダム。その中でも最後に完成したのが内の倉ダムであり、ダム技術史の中でも特別な位置を占めています。

内の倉湖と自然の魅力

ダムによって生まれた内の倉湖は、湛水面積100haを誇る大きな人造湖。

春:新緑が湖面を彩り、清々しい空気に包まれる

夏:深い緑に囲まれ、涼やかな避暑地として人気

秋:湖畔一面が紅葉に染まり、絶景の写真スポットに

冬:雪に包まれた静寂の湖は幻想的な美しさ

背景には二王子岳をはじめとする飯豊山系の山々がそびえ、湖と山のコントラストが壮麗な景観をつくり出しています。

アクティビティと楽しみ方

釣り:ヘラブナ、イワナ、ヤマメなどが釣れ、湖畔は人気の釣りスポット。

散策:湖畔には遊歩道や公園が整備され、自然の中でのんびりと過ごせます。

ボート:手こぎボートのみ利用可能。モーターボートは禁止されています。

静かな時間:観光地化されすぎていないため、落ち着いて自然と向き合えるのも魅力です。

※釣りやボートの利用には事前の承認や届出が必要です。湖は上水道の水源でもあるため、利用ルールを守りましょう。

アクセス

公共交通:JR羽越本線「新発田駅」からバスで約40分

車:日本海東北道「聖籠新発田IC」から約50分

駐車場:無料駐車場あり

まとめ

内の倉ダムは、技術史的にも自然景観的にも価値ある場所です。
日本最後の中空重力式ダムという希少性に加え、湖畔の四季折々の美しさは、訪れる人の心を癒やしてくれるでしょう。

新潟を旅するなら、ぜひ立ち寄ってみてください。静かに佇む堤体と、自然が織りなす景色が、あなたに特別な時間を届けてくれるはずです。