日本のダム 千振ダム

千振ダムは、栃木県那須郡那須町豊原に位置し、那珂川水系・黒川の支流に建設された灌漑専用のロックフィルダムです。堤高は23.0メートル、堤頂長130.0メートル、総貯水容量354,000立方メートル、有効貯水容量は335,000立方メートルです。
1966年に着工、1971年に竣工され、現在は**那須町土地改良区「千振維持管理委員会」**によって管理されています。

立地と特徴
場所:那須高原の東端、福島県白河市に近い丘陵地
周囲環境:ゴルフ場・別荘地などが立地
ダム湖:千振湖
型式:芝で覆われたロックフィルダム(外見はアースダム風)

このダムは、春先の田植え期など、少雨時における安定的な農業用水の供給に力を発揮しています。

管理と役割
もともとは「千振土地改良区」が管理を行っていましたが、2008年(平成20年)4月1日以降は、那須町の10の土地改良区が統合された「那須町土地改良区」によって運営され、千振ダムはその中の「千振維持管理委員会」によって管理されています。

千振ダムの魅力と意義
コンパクトな設計ながら地域農業に不可欠な灌漑機能を持つ

美しい丘陵に囲まれ、リゾート地としても潜在的魅力あり

ダム本体は緑に覆われ、自然景観に溶け込むやさしい外観