日本のダム 奈良俣ダム



奈良俣ダムは、群馬県利根郡みなかみ町に位置し、利根川水系楢俣川に建設された中央土質遮水壁型ロックフィルダムです。堤高158メートル、堤頂長520メートル、総貯水容量90,000,000立方メートルを誇り、1990年に完成しました。日本国内でも有数の規模を持つロックフィルダムで、主な目的は洪水調節、不特定利水、上水道、灌漑、工業用水、発電などです。ダム湖は「ならまた湖」と呼ばれ、ダム湖百選にも選定されています。

ダムの特徴と機能
奈良俣ダムは、利根川上流ダム群の一つで、特に首都圏への水供給や洪水調節において重要な役割を果たしています。ダムは多目的に利用されており、群馬県企業局による奈良俣発電所(出力12,800kW)で水力発電も行っています。日本で堤高が最も高いロックフィルダムの一つです。

観光と周辺環境
ダム湖である「ならまた湖」は、自然景観が美しく、周辺には観光スポットが点在しています。ダムは見学が可能で、ダム資料館「ヒルトップ奈良俣」も併設されています。また、冬季には雪解け水の放流が見どころとなっており、多くの観光客が訪れます。

奈良俣ダムの魅力
奈良俣ダムは、首都圏の水供給を支える重要な役割を果たす一方で、周辺の美しい自然景観や観光施設が多くの人々に親しまれています。

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