真野ダムは、福島県相馬郡飯舘村に位置し、真野川水系真野川に建設された重力式コンクリートダムです。1971年に着工し、1991年に竣工しました。堤高69メートル、堤頂長239メートル、総貯水容量36,200,000立方メートルの規模を持ちます。ダム湖は「はやま湖」と名付けられています。
ダムの特徴と機能
真野ダムは、洪水調節、不特定利水、上水道、工業用水道、そして発電を目的とする多目的ダムです。福島県が管理しており、相馬市や相馬郡新地町、南相馬市鹿島区への生活用水と工業用水を供給しています。また、ダム直下には真野発電所があり、1,100kWの水力発電が行われています。
歴史と背景
真野ダムは、真野川総合開発事業の一環として建設され、工事にはRCD工法が採用されました。これにより、省力化が図られました。ダム湖の名称「はやま湖」は、左岸に聳える葉山の峰にちなんで命名されました。また、2011年の福島第一原子力発電所事故後、ダム周辺の放射性物質濃度測定が行われています。
観光と地域の役割
真野ダムは、福島県内でもバスフィッシングのメッカとして知られており、観光地としても魅力的です。さらに、地域の洪水調節や水資源の供給において重要な役割を果たしています。
真野ダムの魅力
真野ダムは、多目的な機能を持つダムとして地域社会に大きく貢献しています。美しい「はやま湖」周辺の自然環境は観光客にとっても魅力的であり、バスフィッシングのスポットとしても知られています。
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