日本のダム 本名ダム



本名ダムは、福島県大沼郡金山町に位置し、阿賀野川水系只見川に建設された重力式コンクリートダムです。堤高51.5メートル、堤頂長200メートル、総貯水容量25,769,000立方メートルの規模を持ちます。1952年に着工し、1954年に竣工しました。主な利用目的は水力発電で、東北電力が管理しています。

ダムの特徴と機能
本名ダムは、「只見川筋水力開発計画概要」の一環として建設されました。この計画は、只見川に階段状のダム式発電所を建設するもので、本名ダムはその一部として建設されました。ダムに付随する本名発電所は、認可出力78,000kWの電力を発生させています。また、ダム堤体の管理橋を利用した本名橋が国道252号にかかっており、地域の交通インフラとしても重要です。

歴史と背景
只見川筋水力開発計画は、日本発送電によって1947年に発表され、只見川や阿賀野川に多数のダムを建設する大規模な水力発電プロジェクトでした。本名ダムはその中で1952年に着工され、1954年に完成しました。また、2023年に本名ダムは只見川ダム施設群の一部として土木学会選奨土木遺産に認定されました。

アクセスと周辺環境
本名ダムは、JR東日本只見線の本名駅から徒歩8分の位置にあり、列車の車窓からも見ることができます。ダム湖や周辺の自然環境は、美しい景観を楽しむことができるスポットとして知られています。

本名ダムの魅力
本名ダムは、只見川の水力発電において重要な役割を果たしており、その歴史的価値からも注目されています。美しい自然とともに、発電所や橋などのインフラが地域の生活や観光に貢献しています。

>>ダム探訪のお供のお宿は【Trip.com】