日本のダム 池田ダム
日本のダム:池田ダムの役割と歴史
池田ダムは、徳島県三好市池田町西山地先に位置し、吉野川本川中流部に建設されたダムであり、四国のみずべ八十八カ所にも選定されています。
1. 池田ダムの技術的特徴
ダム型式: 重力式コンクリートダム
堤高: 24.0 m
堤頂長: 247.0 m
堤体積: 52,000 m³
流域面積: 1,904.0 km²
湛水面積: 144.0 ha
総貯水容量: 12,650,000 m³
有効貯水容量: 4,400,000 m³
2. 池田ダムの役割
池田ダムは、洪水調節、不特定利水、上水道供給、工業用水、および発電を目的としています。
四国電力が電気事業者として、池田発電所での発電を行っており、最大出力は5,000 kWです。
3. 池田ダムの歴史
池田町のダム計画は、1950年に経済安定本部案で持ち上がりました。
電源開発株式会社が小歩危ダムの逆調整池として池田地点にダム建設を計画していましたが、地元の反対を受けて中止となりました。
その後、建設省案が発展し、早明浦ダムと共に吉野川総合開発の根幹施設として位置づけられました。
水資源開発公団が事業主体となり、1968年から計画が進められ、1975年に完成しました。
まとめ
池田ダムは、徳島県の治水や上水道供給の重要な役割を果たしています。
その歴史や技術的特徴を知ることで、日本のダム技術や水資源の価値を再認識することができます。
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