日本のダム 旭川ダム



日本のダム:旭川ダムの特徴と役割

旭川ダムは、岡山県岡山市北区建部町鶴田と加賀郡吉備中央町大字神瀬に位置するダムで、一級河川・旭川本川中流部に建設されました。


1. 旭川ダムの技術的特徴
ダム型式: 重力式コンクリートダム
堤高: 45.0 m
堤頂長: 212.0 m
堤体積: 146,000 m³
流域面積: 1,140.0 km²
湛水面積: 421.0 ha
総貯水容量: 57,382,000 m³
有効貯水容量: 51,772,000 m³


2. 旭川ダムの役割
旭川ダムは、岡山県備前県民局の旭川ダム統合管理事務所によって管理されています。
このダムは、治水、利水、灌漑、発電といった複数の目的を持つ補助多目的ダムとして機能しています。

当初は「旭川第一ダム」として知られていましたが、下流に旭川第二ダムが建設されたことで、現在は「旭川ダム」として呼ばれています。


3. 旭川ダムの歴史
大正時代には、県営電気事業計画の一環として旭川水系のダム候補地が検討されました。
昭和13年には治水・利水計画が策定され、現在の地点がダムの建設地として選定されました。

第二次世界大戦の影響で一時中断された事業は、戦後「旭川総合開発」として再開され、1954年1月31日にダムの水門が閉鎖され、貯水が開始されました。


4. 旭川湖の魅力
旭川ダムによって形成された人造湖は「旭川湖」と命名されました。
この湖の周辺には多くの桜が植えられており、春には多くの花見客が訪れることで知られています。


まとめ
旭川ダムは、岡山県の重要な水資源として、治水や発電などの多目的で利用されています。
その歴史や特徴を知ることで、日本のダム技術や水資源の価値を再認識することができます。


>>ダム探訪のお供のお宿は【Trip.com】