日本のダム:安威川ダムの役割と特徴
安威川ダムは、大阪府茨木市生保地先に位置するダムで、淀川水系神崎川の右支川、安威川に建設されています。
このダムは、大阪府北部の洪水調節機能を担当し、治水を主目的としています。
また、ダム完成に伴い、ダム湖周辺には公園の建設が予定されています。
1. 安威川ダムの技術的特徴
ダム型式: 中央土質遮水壁型ロックフィルダム
堤高: 76.5 m
堤頂長: 337.5 m
堤体積: 2,225,000 m³
流域面積: 52.2 km²
湛水面積: 81.0 ha
総貯水容量: 18,000,000 m³
有効貯水容量: 16,400,000 m³
2. 安威川ダムの役割
安威川ダムは、大阪府北部を流れる淀川水系安威川が市街地に至る手前に位置しており、治水を主目的としています。
大阪府北部への洪水調節機能を担当し、ダム完成に伴い、ダム湖周辺には公園の建設が予定されています。
また、大阪府が事業主体として、洪水調節、不特定利水、茨木市などへの上水道供給を目的とした補助多目的ダムとしての役割も果たしています。
3. 安威川ダムの歴史
安威川は、大阪府北部を流れる河川で、流域は古くから洪水に悩まされてきました。
特に1967年の北摂豪雨では、大きな被害が発生しました。
この災害を受けて、流域の自治体がダムによる河川整備を要求しました。
その後、1976年にダムの計画が発表され、2014年に本体工事が開始されました。
2022年には堤体工事が完了し、2023年に供用が開始されました。
まとめ
安威川ダムは、大阪府北部の治水を目的とした重要なインフラとして、多くの技術や努力を経て完成しました。
その役割や特徴を理解することで、日本のダム技術や治水対策の重要性を再認識することができます。
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